京都あすなろ教室

西尾 爽

京都府立医科大学医学部医学科在籍・私立洛南高校(京都)出身


おそらく、この文章で初めてご挨拶する方が多いと思います。2022年9月から京都あすなろ教室で講師として在籍させていただいています、西尾爽と申します。
 
せっかくですから自己紹介からしたいと思います。と言っても私の経歴だけを述べても、それは全く私の癖だったり、好きなことや苦手なことは全く表しきれません。例えば、勉強についてです。私の在籍する医学部は言うまでもなく成績優秀な人たちが集まってきます。医学部受験という最難関を乗り越えた猛者たちに囲まれて、私が何を思うか。その大部分は焦りや不安だったりします。実を言うと受験の前、受験の後、一貫して私が抱くのは皆についていけるだろうかという負の感情です。
 
自分がそのような気持ちを抱いているのは受験の早い段階から気づいていました。その原因も何度も自分の頭の中で考えを巡らせ、一向に消えないそれに何度も落胆しました。しかし私がそれに関して今思うことは、その負の感情に負けないことの大事さです。
 
人間なら誰しも避けて通りたいものというものがあります(自分の場合、受験も含めた勉強)。もっと言えば、背を向けて逃げ出したいものです。それはやらなければいけない、となっている事かもしれないし、居なければいけない、となっている環境かもしれません。一度立ち止まって自分の頭の中を整理してみるといいです。なんなら紙に書き出してみるといいです。愚痴っぽくなっても不満っぽくなっても構いません。
 
私の場合、たくさん書き出せてしまいます。具体的なことから抽象的なことまでたくさんです。これは私の性格に起因するものだと思います。それならますます『強かに生きてやろう』、そう強く決意することに決めています。
 
本当はもっと前向きな姿勢を語ることがいいのかもしれません。好きなこと、やりたいことがあってそこに一直線に向かっていく人たちを見て羨ましくなったこともあります。しかし逆境に耐える人たちもまた同じように輝いていると私は思います。何より今の私がやりたいと思うのは、自分の負の感情に『何くそ』の精神で強く抗うことです。
 
勉強はそれを可視化する一つの方法だと私は考えます。一つの問題、一つのテキスト、逃げ出したい気持ちをグッと抑えて一歩ずつ進める。その精神を生かすなら勉強以外でもいいはずです。あすなろ教室では勉強の面でその一歩を一緒に作りたい、そのつもりです。
 
このページを見ている人には、うまくいかないことに自信を失って、自分の不甲斐なさに腹が立って、それなのに先行きがわからない明日が不安な人がいるのではないでしょうか。少なくとも私はそんな状態に陥ったことが何度もあります。しかし、同じ数だけその状態から立ち直って次の一歩を踏み出せているのではないかと思うのです。脆く弱くて何度も凹んでしまうのなら、それに対する強かさで対抗したいのです。
 
長くなりましたが、私がどんな人間かを全て文章でお伝えするのは難しいです。ぜひ教室で一緒に勉強する過程で知って頂けたらと思います。授業でお会いできることを楽しみにしています!
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